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6月の製造業景気信号、「後退傾向」に悪化【図】


ニュース その他製造 作成日:2018年8月1日_記事番号:T00078456

6月の製造業景気信号、「後退傾向」に悪化【図】

 台湾経済研究院(台経院、TIER)が31日発表した6月の製造業景気指数は11.13ポイントと前月比2.1ポイントの大幅低下となり、製造業景気信号は前月の「緑(安定)」から「黄青(後退傾向)」へと再び悪化した。1日付工商時報が報じた。

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 製造業景気指数を構成する5項目は、▽需要、前月比1.35ポイント低下▽原材料投入、0.8ポイント低下▽コスト、0.08ポイント低下▽経営環境、0.47ポイント低下▽販売価格、0.02ポイント低下──と、全項目で低下した。

 また業種別の景気信号構成比は「青(後退)」の比率が前月の11.41%から6月は47.6%へと大幅に拡大した一方、「緑」は前月の39.92%から6.58%へ大幅に縮小した。「黄青」は39.59%から42.41%に小幅拡大、「黄赤(過熱傾向)」は9.09%から3.41%に縮小した。「赤(過熱)」は0%のままだった。

 台経院景気予測センターは、世界的に政治経済情勢が不透明となる中、5月に比べ顕著に悪化し、特に電子部品産業が「黄青」から「青」に転落、化学材料業の生産指数も13カ月ぶりのマイナス成長となったと指摘した。