ＤＲＡＭ最大手、力晶半導体（ＰＳＣ）の謝再居総経理は30日、ＤＲＡＭ価格は下半期に急ピッチで回復し、１ＧＢ（ギガバイト）ＤＤＲ２の平均販売価格（ＡＳＰ）は現在の２米ドル程度であるものの、９～10月頃には３～3.5米ドル水準に達するという見通しを示した。その上で、ＤＲＡＭ価格がこの水準に上昇した場合、力晶は今年利益を計上するのはほぼ確実という見方も示した。31日付経済日報が報じた。
謝総経理はさらに、例年のハイシーズンを前に同社と提携関係にあるエルピーダメモリが供給増を要求するなど、顧客メーカーが在庫積み増しに動いており、同社はこの結果、契約市場の需要に対応するためスポット市場への出荷量を段階的に削減していることも明らかにした。
