金融監督管理委員会（金管会）が発表した台湾の金融持ち株会社16社とその子会社による６月末現在の海外エクスポージャーは３月末に比べ9,442億台湾元（約３兆4,000億円）増加した。14日付工商時報が報じた。
国・地域別では米国へのエクスポージャーが４兆7,963億元と最多で、３月末より2,047億元増加した。中国へのエクスポージャーは２兆8,090億元で２番目に多く、1,935億元増加した。３番目は▽英国、9,132億元（384億元増加）▽香港、8,746億元（717億元増加）▽フランス、6,468億元（548億元増加）▽豪州、5,465億元（250億元増加）▽日本、4,866億元（4,800万元余り増加）──などとなった。
金融持ち株会社とその子会社の海外投資額は６月末現在で11兆9,200億元だった。時価ベースでの評価損は664億元で、金管会がエクスポージャー統計の発表を開始して以降で最大となった。
