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7月輸出受注8%増、電子業界ハイシーズン到来【図】


ニュース その他分野 作成日:2018年8月21日_記事番号:T00078821

7月輸出受注8%増、電子業界ハイシーズン到来【図】

 経済部統計処が20日発表した7月の輸出受注総額は前月比3.7%増、前年同月比8%増の418億米ドルで、同月として過去最高を更新した。経済部は、今年通年で5,000億米ドルを突破し、過去最高を更新すると予測した。21日付経済日報などが報じた。

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 林麗貞統計処長は、下半期はスマートフォン新機種の相次ぐ発売や、▽カーエレクトロニクス▽モノのインターネット(IoT)▽人工知能(AI)▽高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)──など新技術の応用製品の拡大で、ICT(情報通信技術)製品や電子製品の輸出受注額が増えると予測。8月の輸出受注総額はプラス成長、9月がピークになると見込む。

従来型産業も好調

 製品別の7月輸出受注額は、ICT製品が114億7,000万米ドル(前年同月比5.4%増)、電子製品は107億1,000万米ドル(9.9%増)で、いずれも同月として過去最高を記録した。

 一方、液晶パネルを含む光学器材は21億2,000万米ドルで、前年同月比6.2%減

と、主要製品で唯一減少した。ただ、大型パネル価格が上昇に転じ、減少幅は縮小した。

 機械は20億8,000万米ドル(12.6%増)で同月の過去最高、24カ月連続のプラス成長だった。ベースメタルも25億7,000万米ドルで前年同月比13.4%増、24カ月連続のプラス成長だった。鉄鋼製品の世界的な供給不足、鉄鋼価格の高止まり、需要の高まりが主因だ。その他の従来型産業も、▽プラスチック・ゴム製品、20億8,000万米ドル(13%増)▽化学品、19億5,000万米ドル(12.2%増)──と、いずれも2桁成長だった。

中国・欧米向け、過去最高

 国・地域別では、▽中国(香港含む)、109億5,000万米ドル(12.5%増)▽米国、117億4,000万米ドル(8.4%増)▽欧州、76億8,000万米ドル(6%増)──が同月の過去最高だった。日本向けは25億6,000万米ドルで2%増。一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けは41億4,000万米ドルで、0.2%減少した。