22日付経済日報などは海外メディアの報道を基に、アップルのスマートフォン「iPhone」新製品３機種が９月12日に発表、21日に発売されるとの観測を伝えた。業界関係者によると、アップルは発表までに各機種100万台の在庫を用意するよう組み立てメーカーに求めている。サプライヤーによると、当面の在庫は計8,500万台～9,000万台を求められており、台湾のアップル関連各社の業績は年内いっぱい期待できそうだ。
業界関係者によると、▽カメラレンズの大立光電（ラーガン・プレシジョン）▽タッチパネルの業成控股（ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディング、ＧＩＳ）▽金属筐体（きょうたい）の可成科技（キャッチャー・テクノロジー）──が相次いで出荷しており、鴻海精密工業、和碩聯合科技（ペガトロン）は組み立てを開始している。鴻海の中国河南省の鄭州工場では5.8インチと6.5インチの有機ＥＬ（ＯＬＥＤ）パネル搭載機種を組み立て、早ければ８月下旬に出荷を開始するとみられている。
アップルウオッチ、コンパルも
９月12日とみられる新製品発表会ではこの他、ノートパソコン「MacBook Air（マックブックエアー）」の７年ぶり大幅刷新となる新製品と、腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「Apple Watch（アップルウオッチ）」の新製品も発表されるもようだ。マックブックエアーは広達電脳（クアンタ・コンピューター）と鴻海が組み立て、アップルウオッチはクアンタに加え、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）も受注したとみられている。
