液晶パネルメーカーの新規生産ラインの稼働が相次ぐ中、パネル部材の偏光板が供給不足となっており、明基材料（ＢｅｎＱマテリアルズ）、誠美材料科技（ＣＭＭＴ、旧奇美材料）などの偏光板メーカーは下半期の利益拡大が見込まれる。27日付蘋果日報が報じた。
明基材料の陳建志董事長は、昨年第４四半期から同社の稼働率は高水準で推移しており、下半期はフル稼働と説明。供給がやや逼迫（ひっぱく）しているため、生産能力の拡大に向け、生産ラインの見直しを検討していると明らかにした。
ＣＭＭＴは、今年は中国で多くのパネル工場が稼働しており、偏光板の需要は今後大幅に拡大すると予想。同社が中国企業と合弁で設立した昆山工場（江蘇省）は昨年量産を開始しており、今後も中国市場でのシェア拡大を目指すと表明した。
