ニュース 金融 作成日:2018年8月27日_記事番号:T00078924
中央銀行(中銀)が24日発表した7月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)と市場への資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の年伸び率はそれぞれ5.76%、3.68%と、前月に比べ0.14ポイント、0.42ポイント縮小した。25日付工商時報が伝えた。
M1B、M2伸び率の鈍化は、外国人が40億米ドル近い資金を海外に送金したことに加え、銀行融資や投資の伸びが低調だったことが原因とみられる。
第3四半期は台湾株の配当期に当たる。証券会社によると、7月に外国人は少なくとも38億米ドルの配当を得て、約14億米ドルを海外に送金したとみられる。ただ、中銀関係者は「外資は配当を全て送金するわけではなく、一部は留保し、株式を買うタイミングを見ている」と指摘した。
実際に7月の証券口座の預金残高は前月比907億台湾元(約3,280億円)増の1兆7,800億元に達しており、株式市場への投資準備資金は潤沢だ。
一方、米ドル高を反映し、7月の外貨建て預金残高は前月比820億元増え、過去最高の5兆9,100億元に達した。
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