ニュース 社会 作成日:2018年9月3日_記事番号:T00079060
カラオケボックス(KTV)業界では学生たちの利用が増える夏休みが書き切れ時となるが、台北市と新北市で店舗を展開する「星聚点」では、6月末にテスト営業を開始した台北旗艦店(延平北路二段83号)で、利用客増に向けて無料送迎バス導入という新たなアイデアを実行した。
台北市と新北市のKTV市場では、好楽迪(ホリデー)が22店舗を展開しており、銭櫃(キャッシュボックス)の6店舗、星聚点の4店舗を大きくリードしている。
劣勢にある星聚点では今年6月末に4店目となる台北旗艦店をテストオープンしたものの、同店は都市交通システム(MRT)の駅から距離があり、立地条件に恵まれているとは言い難い。このため、何か良い手はないかと知恵を絞った結果、送迎バスの導入に行き着いたようだ。
星聚点は、MRT駅の大橋頭駅と双連駅から20分ごとに送迎バスを運行。客は10分足らずで台北旗艦店に到着する。利用者からは「暑い中、MRTを下りるとすぐにバスに乗れるからとても便利」と好評なようだ。
なお先ごろ本紙「台湾産業ココがスゴイ」欄(第25回 待ち時間が楽しみに!ミニカラオケ「CoCoBar」https://www.ys-consulting.com.tw/news/79027.html)でお伝えしたように、1~2人用電話ボックスタイプの「ミニKTV」が登場したり、家庭でも気軽にカラオケが楽しめるようになる中、KTVはカラオケを楽しむ場所というよりは、「カラオケもできる食事会会場」としての機能が重視されるようになっている。星聚点でも復興館(復興北路15号)で、鉄板焼きとカラオケ4時間のセットプランを490台湾元(約1,770円)で提供するなど、「食」に注力している。
どんな業界でも、生き残るためには変化が求められるようだ。
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