無料通話アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」系の決済サービス「LINE Pay（ラインペイ）」は３日、台湾で交通系ＩＣカード「一卡通（Ｉパスカード）」を運営する一卡通票証との提携を通じ、銀行口座とひも付けした決済が可能な「LINE Pay一卡通アカウント」のサービスを開始すると発表した。４日付工商時報が伝えた。
銀行口座とのひも付けによって、ラインペイの対応範囲が大きく広がる（３日＝中央社）
年内にも▽中華郵政▽台湾銀行▽中国信託商業銀行（ＣＴＢＣバンク、中信銀）▽聯邦商業銀行（ユニオン・バンク・オブ・タイワン）▽台北富邦商業銀行▽玉山商業銀行（Ｅサン・バンク）▽永豊商業銀行▽新光商業銀行▽台湾土地銀行（ＬＢＯＴ）▽高雄商業銀行──の10の金融機関の預金口座とひも付けが可能になる予定だ。
ユーザーは今後、ひも付けした銀行口座からのチャージ、公共料金の支払い、ユーザー間の送金、ＱＲコードによる公共交通機関の乗車などが可能になる。
LINE Payの台湾事業責任者、呉孟芝氏は「14～20歳の青少年をさらに取り込みたい」と話した。LINE Payは昨年12月に一卡通票証に出資していた。
