ニュース 運輸 作成日:2018年9月4日_記事番号:T00079079
台湾高速鉄路(高鉄)はこのほど、中国鋼鉄(CSC)に架線の保守用車両の製造を委託すると表明した。多くの機能を備えた保守用車両8両と延線車2台の編成で、発注額は12億3,200万台湾元(約44億5,000万円)、5日に正式契約を締結し、66カ月以内に納入する予定だ。高鉄が設備調達の大型プロジェクトを台湾企業に委託するのは初めてだ。4日付工商時報が報じた。
高鉄はCSCに保守用車両を発注することで、保守点検にかかるコスト削減、時間短縮の効果も見込む(中央社)
高鉄では従来、保守用車両の大部分を日本やドイツなど海外から調達してきた。昨年よりこうした設備の「本土化」を推進しており、今回のCSCへの委託は、台湾の軌道工業の研究開発(R&D)力、技術力向上に向けた重要なマイルストーンの意味を持つ。
工商時報によると、CSCはこれまで台湾鉄路(台鉄)、台北都市交通システム(MRT)、高雄MRT向けに保守用車両60両以上を製造した実績があるという。
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