宏碁（エイサー）と華碩電脳（ＡＳＵＳ）が10日に発表した８月の連結売上高はいずれも前月比10%を超える成長を記録した。11日付工商時報などが報じた。
エイサーの８月連結売上高は前月比11.4%増、前年同月比11.5%増の223億5,700万台湾元（約810億円）だった。ゲーミング（ゲーム用）パソコンの売上高が前年同月の2.1倍に成長した。１～８月累計連結売上高では前年同期比5.29%増の1,556億9,500万元で過去３年の最高となった。
今後の見通しについて陳俊聖（ジェイソン・チェン）董事長は、米中貿易摩擦や重要部品の供給不足問題は軽視できないが、ゲーミングＰＣ以外に軽量薄型ノートＰＣで設計上のブレークスルーを実現し、ビジネス用市場の開拓を強化することで成長できると語った。
一方、ＡＳＵＳの８月連結売上高は前月比17%増、前年同月比10.9%減の336億8,800万元となった。１～８月累計は2,519億768万元で前年同期比8.37%減となった。米中貿易摩擦や新製品の出荷遅延などの影響を受けた。
