ドローン（小型無人機）大手の雷虎科技（サンダータイガー）は13日、シンガポールの燃料電池メーカー、スペクトロニックと共同で、世界初の水素燃料電池無人ヘリコプター「ＨＣＸ２」を発表した。14日付工商時報が伝えた。
両社はＨＣＸ２の事業化に向けた覚書を交わした。捜索、救援、国境パトロール、海上での文書や小包の輸送などへの需要を見込む。
ＨＣＸ２は炭素繊維のボンベを搭載しており、航続力がリチウムイオン電池の３倍に達することが特長だ。シンガポール政府は、大型貨物船と付近の港湾を結ぶ書類輸送への利用を想定している。
