アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）ドバイの五つ星リゾートホテル「アトランティス・ザ・パーム」、「ワン＆オンリー・ロイヤル・ミラージュ」、「ワン＆オンリー・ザ・パーム」を経営するケルツナー・インターナショナルは13日、台湾で旅行会社、メディアの関係者120人を招いたプロモーションイベントを開催した。台湾人観光客の利用拡大を目指している。14日付経済日報が報じた。
ケルツナー・インターナショナルと提携する台湾の大手旅行会社、可楽旅遊（Ｃｏｌａツアーズ）は４人の団体を対象に、アトランティス・ザ・パームでの１泊を含む７日間のドバイ観光ツアーを販売している。料金は９万7,900台湾元（約35万6,000円）。
可楽旅遊の呉永昌副総経理は、７～10日間のドバイ観光ツアーでアトランティス・ザ・パームなどの五つ星ホテルに宿泊する場合、料金は通常10万元以上だと説明。台湾は軍人・公務員・教員（軍公教）の年金改革によって一部の高級ツアーの需要が減退したが、会社経営者などの需要が依然見込めると指摘した。
旅行業者によると、ドバイを訪問する団体旅行客は年々増えている。ＵＡＥのエミレーツ航空が2016年に桃園～ドバイ間に定期路線を開設、超大型旅客機「エアバスＡ380」を投入した結果、同機の乗り心地を体験したい人が増えたことも一因とみられる。
