華碩電脳（ＡＳＵＳ）は16日、ゲーミング（ゲーム用）事業を強化するため、タブレット端末事業と通信キャリア向けスマートフォン事業のプロジェクトを減らすと明らかにした。組織再編に伴い数十人の人員整理を行うもようだ。17日付経済日報などが報じた。
蘋果日報が関係者からの情報を基に伝えたところによると、ＡＳＵＳは７日、ゲーミング部門の従業員を対象に、別部門への異動あるいは早期優遇退職の勧告を行い、14日に一部の従業員が退職した。25日には第２弾の人員整理が行われるもようだ。
ＡＳＵＳをめぐっては先月、黒字化が遅れているスマホからの撤退論が浮上していた。同社は観測を否定し、引き続き事業の調整を行い、利益計上を目指すと説明していた。
