電動バイク最大手、睿能創意（Gogoro台湾）は19日、専用アプリ「Gogoro App」をインストールしたスマートフォンを近づけて、車体の「ＧＯ」ボタンを押すだけでバイクのロックが解除され、運転が可能となるシステム「ｉＱシステム5.0」を発表した。キーなしで電動バイクを始動させるシステムは世界初だという。今月26日より「Gogoro 1」と「Gogoro S1」で、年内に「Gogoro 2」と「Gogoro S2」で利用できるようになる。20日付自由時報が報じた。
Gogoroはユーザーエクスペリエンスの向上に不断に取り組んでいる（同社フェイスブックより）
Gogoroは2016年に導入したｉＱシステムの3.0バージョンで、スマホを通じてシステムのアップグレードが可能となるサービスを開始。17年にリリースされた4.0では盗難防止用のスマート型ロック機能などが搭載され、車両の使用状況がいつでも確認できるようになった。
今回発表された5.0バージョンでは、キーを使ったり、スマホをポケットなどから取り出さずにバイクを始動させることができるほか、ユーザーが車体から離れれば自動的にロックされる機能も搭載された。
