彰化県沖の洋上風力発電（オフショア風力発電）に参入するデンマーク企業、エルステッドは19日、彰化県工商発展投資策進会に全額を支援する形で、彰化県風力発電供給マッチングプラットフォームを設置したと発表した。彰化県内で風力発電業者と地場企業による強固なサプライチェーンを構築することが狙いだ。20日付工商時報が報じた。
バウゼンバイン・アジア太平洋局長兼台湾董事長（左２）。台湾企業と共同でオフショア風力発電の商機を探る（同社リリースより）
エルステッドのマティアス・バウゼンバイン・アジア太平洋局長兼台湾董事長は「彰化でのオフショア風力発電で、サプライチェーンのローカル化を全力で進める。これまでに地場企業30社と契約を結んだ」と述べた上で、マッチングプラットフォームを通じ、潜在性がある台湾の中小企業とさらに提携を進めていく意欲を示した。
エルステッドによると、同プラットフォームは既に開設し、インターネット上で企業の登録を受け付けている。今後は土地仲介、市場調査、地理情報、外国語翻訳などのサービス、建設発注や資材供給などさまざまな分野をカバーしていく。
