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フォーカルテック、HD+でもノバテック訴え


ニュース 電子 作成日:2018年9月21日_記事番号:T00079402

フォーカルテック、HD+でもノバテック訴え

 IC設計の敦泰電子(フォーカルテック・システムズ)は20日、タッチコントローラICとドライバICを統合した「TDDI」のうち「HD+」規格の製品に関する特許を聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)に侵害されたとして智慧財産法院(知的財産裁判所)に製造と販売の一時停止を求める仮処分を申し立てた。フォーカルテックは先ごろ、「フルハイビジョン(FHD)」規格のTDDIについてノバテックに約8億台湾元(約29億円)の損害賠償を求める訴えを起こしており、HD+規格製品についても今後、同様の裁判を進める方針だ。21日付経済日報などが報じた。

 フォーカルテックの申し立てに対し、仮処分が認められた場合、ノバテックは早ければ年内にも、型番「NT36525」のTDDIの製造、販売が差し止めを受けることになる。ただ裁判の判決が出るまでには少なくとも2年を要する見通しだ。

 観測によると、ノバテックの「NT36525」は今年第1四半期に量産を開始し、中国・天馬微電子の液晶パネルと組み合わせて出荷されており、同社の主力製品となっている。今回の申し立てに対しノバテックは「法に基づいて対応する」とコメントした。