市場観測によると、ＩＣ設計最大手の聯発科技（メディアテック）はデータセンター向けで、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の７ナノメートル製造プロセスを採用したＡＳＩＣ（特定用途向けＩＣ）の受注を獲得した。第４四半期に量産、出荷を開始し、来年から売上高に貢献するとみられる。１日付工商時報が報じた。
メディアテックにはこの他、マイクロソフト（ＭＳ）とソニーのゲーム機向けでネットワーク通信用ＡＳＩＣの受注を獲得したとの観測も浮上した。メディアテックはノーコメントとしている。
メディアテックはＡＳＩＣ、モノのインターネット（ＩｏＴ）、車載用ＩＣ、電源管理ＩＣ（ＰＭＩＣ）など成長分野の製品を強化している。成長分野の製品の売上高構成比は現在約30％だが、今後、携帯電話用ＩＣの売上高構成比を上回る可能性がある。
