鴻海精密工業傘下の通信キャリア、亜太電信（アジア・パシフィック・テレコム）は４日、人工知能（ＡＩ）を採用した家庭用ロボット「凱比同学（Kebbi）」の予約販売を５日から12日まで受け付けると発表した。今回販売分は300台限定となる。５日付経済日報が伝えた。
凱比同学は、ロボット開発メーカーの女媧創造（ＮＵＷＡロボティクス）が開発した。価格は１万2,900台湾元（約４万8,000円）で、スマートフォンの月額996元プランに加入した場合、990元で購入できる。
鴻海精密工業は女媧創造の350万米ドルの増資を引き受けており、ロボット本体の生産と販売を担当する。凱比同学は既に中国のスマホメーカー、小米集団（シャオミ）の販売網を通じて「小丹（ダニー）」の商品名で発売され、初日に1,000台、１週間で2,000万人民元（約３億3,000万円）を売り上げた。
