チップセット大手の威盛電子（ＶＩＡテクノロジーズ）は５日、台北国際電脳展（コンピューテックス）の会場で、米グラフィックＩＣ大手のエヌビディアとの戦略提携を正式発表した。両者は今後、小型デスクトップや小型ノートパソコンなどの分野で提携を強化する。６日付工商時報が伝えた。
両社幹部は「Mini-ITX 2.0」と呼ばれるマザーボード標準規格を発表。このほか、「最適化パソコン」というコンセプトでの製品販売で協力し、威盛はチップセット「Ｃ７」、新型プロセッサーの「ＶＩＡナノ（凌瓏）」を提供する。また、エヌビディアのグラフィックカード「GeForce」の共同販売も行う。エヌビディアは来年初めをめどに威盛専用のチップセットを開発する計画だ。
威盛電子（ＶＩＡテクノロジーズ）は先月末、中国北京でＶＩＡナノを発表したばかり。その後、市場では同社とエヌビディアの提携拡大説が流れていた。
