上場・店頭公開企業の９月売上高が11日出そろい、総額は３兆2,100億台湾元（約11兆6,000億円）で前月比5.9％増、前年同月比6.8％増えた。今年の最高で、９月としては過去最高を更新した。12日付経済日報が報じた。
９月売上高が過去最高を更新したのは86社で、前月より51社減少、前年同月より40社減少した。業種別でみると、過去最高の企業はＩＣ設計が13社と最多で、次いでバイオテクノロジーが６社だった。
企業別の上位３社は▽鴻海精密工業、5,849億元（前月比47.4％増、前年同月比29.7％増）▽和碩聯合科技（ペガトロン）、1,199億元（前月比22.1％増、前年同月比21.8％減）▽台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）、949億元（前月比4.3％増、前年同月比7.2％増）──だった。
第３四半期売上高の総額は９兆2,000億元で、前期比11.5％増、前年同期比10.3％増、同期として過去最高だった。
証券会社は、スマートフォン販売が従来を下回っている他、米中貿易戦争がファンダメンタルズ（経済の基礎的条件）に影響を与え、需要期が振るわない懸念があると指摘した。
