ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は31日、中国・南京市の12インチウエハー工場（Fab16）で開業・量産の記念式典を行った。同社財務長兼南京子会社董事長の何麗梅氏は、南京工場はわずか１年２カ月の建設スピード、半年以内の生産開始、最も美しく特色のある工場と、ＴＳＭＣ工場として３つの記録を打ち立てたと称賛した。１日付工商時報が報じた。
同工場は既に今春より量産を始めている。現時点の月産能力は１万枚で、来年末までに１万5,000枚、2020年末までに２万枚規模に拡大する予定だ。また、中国のＩＣ設計会社と共に成長するため、オープン･イノベーション・プラットフォーム（ＯＩＰ）エコシステムを導入した。
何氏は、南京工場は先進的な12インチ工場が中国に進出した意味にとどまらず、サプライヤーの協力によって現地サプライチェーンと生活圏も完備し、環境保護とテクノロジー、生活機能が結び付いた約45ヘクタールの大型総合園区が実現したと述べた。
