半導体用シリコンウエハー台湾最大手、環球晶円（グローバルウェーハズ、ＧＷＣ）が７日発表した10月連結売上高は前月比5.5%増、前年同月比34%増の52億8,300万台湾元（約200億円）で、単月ベースの過去最高を更新した。同社は、今年通年でも過去最高が期待できるとの見通しを示した。８日付工商時報などが報じた。
証券会社は、シリコンウエハーは第４四半期も供給不足となっており、一部の製品で価格上昇が続いていると指摘。ＧＷＣは来年の売上高、純利益も過去最高を記録すると予想した。
国際半導体製造装置材料協会（ＳＥＭＩ）が７日発表した統計によると、半導体用シリコンウエハーの第３四半期出荷面積は32億5,500万平方インチで、前期比３%増、前年同期比8.6%増となり、四半期ベースの過去最高を記録した。
ＳＥＭＩの曹世綸台湾地区総裁は、世界経済が安定しており、各分野で半導体の需要増が見込めるため、第４四半期もシリコンウエハーの出荷拡大が期待できるとの見方を示した。
