ニュース 電子 作成日:2018年11月12日_記事番号:T00080324
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が9日発表した10月連結売上高は248億9,500万台湾元(約920億円)で、前月比2.1%増、前年同月比0.6%増だった。大型パネル出荷枚数は1,058万枚で前月比4.1%減、中小型パネルは1,978万枚で11.6%減だった。10日付工商時報などが報じた。
イノラックスは、3Dタッチ技術などが経済部の台湾精品(台湾エクセレンス)で表彰された(同社リリースより)
友達光電(AUO)の10月連結売上高は264億8,900万元で、前月比3.4%減、前年同月比3.4%減だった。大型パネル出荷枚数は947万枚で前月比4.9%減、中小型パネルは1,145万枚以上で12.4%減だった。
テレビなど大型パネルは、欧米の需要期向け調達が終わりに近づいたものの、中国需要が下支えした。一方、中小型パネルは、タブレット端末やスマートフォンの販売が振るわず、中国の国慶節(建国記念日、10月1日)連休のスマホ販売も前年同期比10%減だった。
スマホ販売不振が直撃
中小型パネルメーカー、中華映管(CPT)の10月連結売上高は15億1,800万元で、前月比21%減、前年同月比50.6%減だった。大型パネル出荷枚数は13万3,000枚で前月比30.6%減、中小型パネルは1,007万枚で66.9%減だった。中華映管は9月末に65人を解雇している。
一方、瀚宇彩晶(ハンスター・ディスプレイ)の10月連結売上高は13億3,300万元で、前月比15.6%増、前年同月比44.6%減だった。大型モニター用パネルと自社ブランド製品の出荷枚数は4万5,000枚で前月比74.4%減、中小型パネルは4,725万枚で37.2%増だった。一部顧客の調達が貢献した。
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