友達光電（ＡＵＯ）は９日、エネルギー節約型３Ｃ（コンピュータ、通信、家電）を求める需要と傾向に適した新製品として、「世界最薄の13.3インチ型液晶パネル」や、冷陰極蛍光ランプ（ＣＣＦＬ）をバックライトに使用した「世界で最も軽い46型パネル」、「最も省エネ化の進んだ10.2型パネル」などを発表した。楕円（だえん）型液晶ディスプレイ技術やタッチセンサー内蔵型マルチタッチパネルも合わせて、11日から13日まで開催されるパネル業界の大型見本市、「台湾平面ディスプレイ展（ディスプレイ台湾2008）」で展示される。
楕円型パネルは自動車メーターや携帯電話など、さまざまな製品に応用できそうだ（友達光電提供）
世界で最も軽いという46型パネルは、モジュールの厚さを40％、重量の30％削減に成功し、友達では大型パネルの壁掛け式への移行の可能性を高めたと評価している。また、製品組織の強度と映像の質を落とさずに鉄などの材料使用を低減できたことも環境への貢献に当たり、輸送コストも抑制につながったとしている。
初公開となる楕円型パネルは縦54ミリ、横41ミリで、外観が斬新であるばかりでなく、ディスプレイ空間の節約につながる製品だとしている。
