高雄市長選に国民党から出馬している韓国瑜候補は14日、高雄市岡山区の河堤公園で大規模選挙集会を開いた。主催者側は、10万人の支持者が集まったとしている。15日付蘋果日報が伝えた。
韓候補は、当選したら優秀な市政幹部チームを率いて経済発展に全力を挙げると力強く呼び掛けた（14日＝中央社）
今回の集会は、韓陣営が主戦場と位置付けた「三山」（鳳山、旗山、岡山）で開いた選挙集会の一環だ。
韓候補は民進党の選対幹部が「韓国瑜は麻薬のようなものだ。効果が切れれば、すぐに現実に戻る」などと発言したことについて、「自分は麻薬ではない。（自分に対する支持は）市民の生活がとても苦しいからだ」と反論。「民進党は高雄人の父親ではない。なぜ毎回民進党に投票しなければならないのか。市民こそ政党の父親だ」などと呼び掛けた。
韓候補は17日に鳳山区、投票日前日の23日に高雄市前鎮区の統一夢時代購物中心（ドリームモール）近くでそれぞれ集会を予定。一方、民進党の陳其邁候補は18日に岡山区、23日に鳳山区で集会を予定している。
