米ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）の報道によると、米アップルが「iPhone」新３機種の販売不調により、ここ数週間でサプライヤーに対する発注量を削減したことを受け、組み立てを手掛ける鴻海精密工業で、数千人の従業員が工場の残業時間の削減を受けて退職したもようだ。20日付蘋果日報が報じた。
鴻海をめぐっては、iPhone新機種の売れ行きが予想を下回っていることや、米中貿易戦争などの影響で、人件費など固定費の20%削減を含む対策を進めているとの市場観測が浮上していた。
アップルはiPhoneサプライヤーに対する発注量を20～30%削減したと伝えられており、iPhoneのパネル用ガラスを供給する香港資本の伯恩光学（ビールクリスタル）は今月初め、恵州工場（広東省）の従業員8,000人を解雇すると発表していた。
