電子商取引（ＥＣ）大手の米イーベイは22日、台湾の製造メーカーのクロスボーダー（越境）貿易を支援する「eBay 跨境易貿通」を立ち上げた。まず自動車部品、自転車部品メーカーなど台湾企業200社を対象に、主に米国、英国、ドイツ、豪州への輸出を支援する目標だ。23日付工商時報などが報じた。
黄沢新イーベイ跨境貿易業務部台湾区総監は、台湾企業の跨境貿易にとって、ＥＣの経験と人材の不足が課題だと指摘。同社調査によると、従来の貿易のやり方では三つの市場にしか輸出できないが、イーベイのサービスを利用した場合、平均48市場に拡大すると説明した。
黄台湾区総監によると、台湾からのイーベイを利用した輸出は、米国、英国、ドイツ、豪州が多いが、ここ２年ドイツ、イタリア、スペイン向け販売が急成長しており、有望市場と見込まれる。商品別では自動車部品、自転車部品、３Ｃ（コンピューター、通信、家電）製品、服飾品、玩具が多いという。
