華碩電脳（ＡＳＵＳ）は29日、人工知能（ＡＩ）クラウド事業で５～７割の人員削減を行うなどとする報道について、裏付けがなく、信頼性が低いと異例の声明を発表した。子会社の華碩雲端（ＡＳＵＳクラウド）を指している。30日付工商時報などが報じた。
ＡＳＵＳは、特定のメディアが従業員のリークとして、信頼性が低い報道を続けていると指摘。同社はこれを最後に、回答や無意味な議論はしないと表明した。
ＡＳＵＳクラウドは、ＡＳＵＳの出資比率90%。公共部門や大企業など向けに、クラウドサービスを提供している。昨年は損失7,600万台湾元（約２億8,000万円）、今年第１～３四半期は損失6,800万元と、赤字が続いている。観測によると、業務拡大のため、求人38人を予定している。
