スマートフォン大手、宏達国際電子（ＨＴＣ）は６日、ブロックチェーン技術に対応した携帯電話端末「Exodus（エクソダス）１」のテストモデルを５日に世界に向けて出荷し、サポートする仮想通貨に、ビットコインとイーサリアムの他、ライトコインを追加したと発表した。また、「エクソダス」ブランドの公式サイトで仮想通貨ウォレット「Ｚｉｏｎ」を発表した。７日付経済日報が報じた。
ＨＴＣブロックチェーン部門責任者の陳信生氏は、エクソダス１について「ハードウエアウォレット機能を備えたアンドロイドＯＳ（基本ソフト）搭載スマホで、この製品を所有することは自分の秘密鍵（プライベートキー）を持つことに等しい」と説明。秘密鍵を持つことで、自分のデジタル資産や個人情報を安全に持ち歩くことができるようになるとアピールした。
ＨＴＣが同日発表した11月の連結売上高は14億7,000万台湾元（約54億円）で、前月比12.7%増加し、２カ月連続で成長した。前年同月比では73.98%減だった。１～11月累計では前年同期比61.47%減の223億9,000万元だった。
