台湾の電子商取引（ＥＣ）業界は、11月11日（独身の日）商戦の余勢を駆る形で、12月12日の「双12商戦」でもしのぎを削る。双12とは、独身の日に続く中国発のＥＣセールの日だ。11日付経済日報が伝えた。
ＥＣ業者の蝦皮購物（ショッピー）は、ショッピング用オンライン通貨をプレゼントするクイズを３問増やして、消費者の購買意欲向上に取り組む（中央社）
中でもポータルサイト「ヤフー奇摩」の通販部門は、独身の日商戦でダイヤモンド製のアクセサリーを対象に購入予約時の予約金を購入代金の一部として100倍の額で充当できる「訂金膨張」と銘打ったキャンペーンを実施して話題になった。このため、今回は対象品目を拡大することにした。
富邦集団系のテレビ通販「ｍｏｍｏ電視購物」は12日午後９時からテレビ、ネット通販、アプリを通じた同時ライブ配信を行い、今年の十大ブランド商品を発表するなどして業績アップを狙う。
実店舗でもコンビニエンスストア大手、萊爾富（ハイライフ）がメッセンジャーアプリのＬＩＮＥ（ライン）と提携し、限定セールを実施する。
