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北部の新築マンション、「完売」が48%増


ニュース 建設 作成日:2018年12月14日_記事番号:T00080968

北部の新築マンション、「完売」が48%増

 住宅専門誌『住展雑誌』が13日発表した統計によると、今年、台湾北部で販売を開始したマンション建設プロジェクト1,020件のうち、完売したプロジェクトが10日時点で74件と、昨年通年に比べ48%増加した。14日付工商時報などが報じた。

 住展雑誌企研室の何世昌経理によると、居住・投資目的の購入にかかわらず面積が中小規模の物件に人気が集まる傾向が昨年より続いており、今年はこうした設計のプロジェクトが完売案件の9割以上を占めた。また大手デベロッパーの物件販売価格が上昇傾向にもかかわらず好調なことから、購入者が物件の品質を重視する傾向が強まっているとみられる。

 今年のマンション建設プロジェクトの完売率は7.3%と、昨年通年に比べ1.8ポイント上昇した。全プロジェクトにおける平均成約率(12日時点)は40%と、昨年通年の38%を上回り3年連続の上昇となっている。

 完売したプロジェクトを地域別にみると、台北市が12件で、米国在台協会(AIT)が一部を職員宿舎に充てる「新美斉天母」、内湖区の「華固碧湖天」、販売総額55億台湾元(約200億円)を記録した中山区の「元大晶華」が含まれる。この他、▽新北市、17件▽桃園市、17件▽新竹、22件▽宜蘭県、6件──だった。