ニュース 電子 作成日:2018年12月21日_記事番号:T00081090
21日付電子時報によると、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、台湾や海外の顧客に対し、生産委託の主要工場に加え、代替工場を確保するよう呼び掛けた。重複注文で納期が長引く事態を回避する狙いのようだ。
ただ、あるIC設計会社は、需要期の生産能力不足問題を解消する効果は薄いとの見方を示した。チップの試産から量産まで最低3~4カ月、最高半年を要する。また、TSMCの各工場で製造プロセスの特性が異なり、すぐに別の工場で同じような歩留まり、生産効率を実現することは難しいためだ。
IC設計会社はTSMCの狙いについて、TSMCの8インチウエハー工場が年間を通じて既にフル稼働のためと指摘した。8インチウエハー工場は、モノのインターネット(IoT)、カーエレクトロニクス、自動化などの分野で大量に必要となるマイクロコントローラー(MCU)、電源管理ICなどの製品の大部分が生産されている。
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