ニュース 電子 作成日:2018年12月21日_記事番号:T00081093
光ディスク大手の錸徳科技(ライテック)の葉垂景董事長は、パナソニックから受託生産する業務用次世代光ディスク規格「アーカイバルディスク(AD)」について、データセンターや企業向けの需要が2020年に大幅に拡大するとの見方を示した。21日付自由時報が報じた。
ライテックグループは今年設立30年。葉董事長はADはブルーオーシャン(競合がいない有望市場)だと語った(20日=中央社)
ADはパナソニックとソニーが策定した業務用光ディスク規格で、記憶容量は15年末に300GB(ギガバイト)、データ保存寿命は50~100年に達している。
葉董事長は、データセンターの70~80%はLTO(リニアテープオープン)規格の磁気テープを使用しており、5年に1度、データを移し替える必要があると指摘。また、市場調査機関によると、16年に全世界のデータ生成量は16ゼタバイト(ZB)だったが、20年に40ZB、25年に163ZBまで増加する見通しだ。また企業の70%が今後、LTOテープをADに切り替えるとみられ、ADは需要の大幅な拡大が期待できると述べた。
ライテックは、パナソニック唯一のAD海外受託生産先で、既に出荷を開始している。葉董事長は、来年は光ディスク全体の売上高に占めるADの割合は10%以上に達すると予想した。
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