ニュース 商業・サービス 作成日:2018年12月21日_記事番号:T00081105
高雄市の韓国瑜次期市長は20日、中華民国工商建設研究会との座談会で、操業を終了した台湾中油(CPC)高雄製油所(面積262ヘクタール、楠梓区)の跡地に競馬場を建設する構想を明らかにした。韓次期市長は「高雄に雇用機会をもたらし、カネになる産業だ」と主張したが、反対論が早くも持ち上がっている。21日付蘋果日報が伝えた。
韓次期市長の発言に対しCPCは、跡地の土壌と地下水の浄化作業は2033年までかかるとの見通しを示した(21日=中央社)
韓次期市長は具体的に、「高雄で競馬を週2日開催すれば、高雄のホテルは満室になり、香港や台北からも客を呼べる。雇用機会は必ず増加する」などと持論を展開。現在の香港ジョッキークラブ(香港賽馬会)の会長が台湾人であることを挙げ、高雄市政府観光局長に競馬産業の誘致に向けた接触を委ねる方針を示した。
しかし、台湾動物保護行政監督連盟の何宗勲執行長は「ばかげている」と反対。工場敷地の環境が汚染されている点、関連法規で認められていない点、競馬は残虐で動物保護法に違反する点を根拠に挙げた。
葉銘進弁護士も「競馬は賭博行為であり、立法院での特別立法がない限り、賭博産業は台湾では認められていない。観光カジノ管理条例も立法院で審議が止まっている」と指摘した。
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