ニュース 社会 作成日:2018年12月21日_記事番号:T00081112
台北駐大阪経済文化弁事処の蘇啓誠処長(享年61)が今年9月に自殺した問題で、蘇氏の妻が東森電視(EBC)の独占インタビューに応じ、自殺の理由は世間で伝えられるような、フェイクニュースによってうつ状態に陥ったことではなく、外交部に召喚されることを侮辱と受け取り、抗議の意思を示すためだったとの声明文を発表した。21日付自由時報などが報じた。
この問題では今月、デマを流した男子大学生に対し、裁判所が社会秩序維護法の要件を満たさないため罪に問わないとする判断を下したことが明らかになっている。
蘇氏の妻は遺族として声を上げた理由について「ある政治家と外交部が、責任を大学生に押し付けようとしており、夫の名誉を侮辱から守るため」と説明した。そして、自殺の2日前の電話で、台湾への召喚指示とみられる指示があり「このことは受け入れられない」と語っていたことを明らかにし、台風21号(アジア名・チェービー)をめぐるフェイクニュースはきっかけにすぎず、召喚が職業外交官として耐えることのできないものだったとの解釈を示した。
夫人の声明発表を受けて、今週18日にフェイスブック(FB)で大学生の氏名を公開して批判していた謝長廷駐日代表に対しては、ネット上で「責任逃れを行った台湾の恥」との批判が起きている。先月の台北市議会議員選挙で当選した国民党の羅智強氏は、「蘇氏を本当に死に追いやったのは民進党政権と謝氏だ」と批判した。
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