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プユマ号事故、歴代台鉄局長3人に処分勧告


ニュース 運輸 作成日:2018年12月22日_記事番号:T00081127

プユマ号事故、歴代台鉄局長3人に処分勧告

 18人が死亡した台湾鉄路(台鉄)の特急列車プユマ(普悠瑪)号脱線事故について、交通部の王国材代理部長は台鉄に対し、歴代局長である周永暉氏、范植谷氏、鹿潔身氏の3氏を処分対象に含めることを勧告したことを明らかにした。22日付自由時報が伝えた。

 王代理部長は、事故発生時に局長を務めていた鹿氏の責任が一番重いと指摘した。鹿氏は既に退職しているが、懲戒処分を受けた場合、退職金の受給に影響する可能性もある。

 台鉄は既に副局長から現場責任者に至る17人の処分案を明らかにしており、今月28日の考査委員会で決定の上、正式に発表する。交通部が勧告した歴代局長3人も処分対象となれば、対象人数は20人となる。既に17人の段階で、台鉄史上でも最大規模の処分となっていた。

 一方、行政院の調査小組(小委員会)は同日、組織、設備、手順、人員、環境の5方面から18項目の改善勧告を行った。

 しかし、列車運転士交流団体、全国火車駕駛聯誼会の呉長智秘書長は「事故の根本原因は日本車両製造(日本車両)による設計に問題があり、検査修理規範がはっきりしていなかったからだ」と述べ、日本車両が全く責任を負わないというのは台鉄にとって不公平だと批判した。