ニュース 農林水産 作成日:2018年12月22日_記事番号:T00081130
行政院農業委員会(農委会)は21日、中国福建省から16日に台中港に到着した船舶の積み荷の生の豚肉を含む「燕皮」(豚肉を薄く延ばした加工品)から、アフリカ豚コレラウイルスを検出したと発表した。台湾の水際での同ウイルス検出は7件目で、生の豚肉からの検出は初めてだ。22日付自由時報が伝えた。
ウイルスが検出された中国産「燕皮」。ブタが食べた場合は必ず発病する、危険度の高いものだという(21日=中央社)
農委会の黄金城副主任委員は「ウイルスの検出頻度がますます高まっているのは、中国製の肉製品が既に全体的にウイルスに汚染されており、中国がいかなる対策も取っていないことを示すものだ」と警戒感をあらわにした。
黄副主任委員は「絶対に中国の肉製品を台湾に持ち込もうとしないでほしい。また、中国では牧畜施設を訪れないでほしい。インターネット通販で中国の肉製品を購入することも台湾に災難をもたらす」と改めて警告した。
中国政府は現在23の省・直轄市・自治区でアフリカ豚コレラの感染例が99例あったと集計しているが、台湾大学獣医学科の頼秀穂名誉教授は、「99例にとどまらないのは間違いない。過去に東欧ではアフリカ豚コレラが1年で100キロメートルのペースで広がったが、中国ではわずか5カ月で数千キロ広がった。中国が感染拡大を防止できていないことが分かる」と指摘した。
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