ニュース 運輸 作成日:2018年12月25日_記事番号:T00081178
18人が死亡した台湾鉄路(台鉄)の特急列車、プユマ(普悠瑪)号脱線事故について、行政院の事故調査委員会が公表した調査報告の不備が指摘される中、立法院司法・法制委員会は24日、航空、鉄道、水上、道路での重大事故を調査する運輸安全調査委員会(運安会)の設立後、運安会による再調査を行うことを求める提案を可決した。25日付聯合報が報じた。
同提案は第2野党・時代力量の黄国昌立法委員、国民党の林為洲立法委員、民進党の鄭宝清立法委員が発議した。
黄立法委員は、台鉄の説明によれば、事故列車は宜蘭駅の時点で異常を除去できないことが分かっていたが、台鉄はなぜ走行を続けたのかについて説明しておらず、事故調査委員会の調査報告にも記載されていないと指摘。これでは被害者の家族は納得できず、再調査の必要があると述べた。
飛航安全調査委員会(飛安会)の楊宏智主任委員は、事故調査委員会の調査報告は確かに十分でないと述べ、運安会の設立後に自身が運安会の代表を務める場合、再調査実施に全力を尽くすと表明した。
立法院司法・法制委員会は同日、飛安会を運安会に改組する「国家運輸安全調査委員会組織法」の一部改正案を可決した。行政院は、法案成立後、半年以内に運安会を設立すると表明した。
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