自動車部品メーカーの元創精密車業（トレードツール・オート）は、完全子会社の坦徳科技が自動車用照明受託大手、大億交通工業製造傘下の大億金茂などから総額１億4,087万台湾元（約５億円）の出資を受け入れることを董事会で決定した。坦徳科技は、元創精密の出資比率が49%、大億金茂が30%となる。坦徳科技と大億金茂は今後、大億交通が資本提携する日本の自動車用照明最大手、小糸製作所と共同で、世界のハイエンド自動車用照明市場を開拓する計画だ。26日付経済日報が報じた。
坦徳科技は小糸製作所の認証を取得しており、大億金茂との提携により日本、中国、欧米市場を開拓することができる。
大億交通は小糸製作所から自動車用照明のＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）や新製品の研究開発（Ｒ＆Ｄ）で支援を受けてきた。坦徳科技との提携によりハイエンド製品の商機拡大が期待でき、来年から出荷を開始する見通しだ。
