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順天建設、サービスアパート事業に参入


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年1月7日_記事番号:T00081335

順天建設、サービスアパート事業に参入

 建設大手の順天建設(スウィーテン)は、台中市の台湾大道に同社初となるサービスアパートメント「順天環匯酒店」を建設し、昨年末にテスト営業を開始した。中部科学工業園区(中科)に入居する大手企業の外国人エンジニアや協力メーカーの出張者による長期滞在需要を狙い、2年以内にほぼ満室を目指す。5日付工商時報が報じた。

/date/2019/01/07/11sweeten_2.jpg昨年12月24日には、恵まれない家庭の子どもたちを順天環匯のレストランに招待し、クリスマスのイベントなどを実施した(リリース)

 順天環匯の運営および管理を手掛ける傘下の順天環匯企業では、長栄桂冠酒店(エバーグリーン・ローレル・ホテル)系列から総経理を招聘(しょうへい)した他、順天建設の林丙申総経理自ら中科の入居企業を訪問し、長期契約の獲得交渉に乗り出している。

 林総経理によると、順天環匯は投資型商品として販売し、販売額は約33億台湾元(約116億円)に上った。リースバック方式でサービスアパートを運営しており、物件の購入者には最初の2年間は購入価格の3%を賃料収入として保証する。発売以来、ベトナムの台商(海外で事業展開する台湾系企業)など資産家の注目を集めており、既に7割が成約済みだという。順天建設も3フロアを自社用に留保し、賃料収入を確保する。