国際半導体製造装置材料協会（ＳＥＭＩ）は最新のリポートで、中国政府による大規模な資金支援を受け、中国の８インチウエハー供給能力が2020年末までに月産130万枚に達し、市場が供給過剰に陥る可能性があると指摘した。９日付自由時報が伝えた。
中国は国内半導体サプライチェーンの整備に注力しており、17～20年に計画されているウエハー工場の建設計画は世界で最多だ。12インチウエハーも月産75万枚に達するとみられる。
20年には中国全体の半導体生産能力が８インチウエハー換算で月産400万枚となり、15年時点（230万枚）と比べると、年平均成長率（ＣＡＧＲ）は12％に達する。設備投資は既に台湾を抜き、韓国に次ぐ世界２位に浮上している。
