ニュース 社会 作成日:2019年1月19日_記事番号:T00081608
桃園市で先週、防水ケースに入ったスマートフォンが海岸に打ち上げられているのが見つかり、警察が調べたところ、高雄市の男子大学生が昨年11月に墾丁(屏東県)で海に落としたものだったことが判明した。墾丁から桃園まで海上を400キロメートル以上を漂った後でも動作に問題は生じておらず、防水ケースの威力が話題となっている。
漂流スマホを手渡された男子大学生(右)は女性警察官(左)に感謝しきりだった(18日=中央社)
大学生は昨年11月、墾丁の海岸へ遊びに出掛けた際、防水ケースに入れたアップル製のスマホ、iPhone7を海の中に落としてしまった。探し出すのは無理と早々にあきらめて、通信契約を止め、新しい製品を購入した。
約2カ月が経過した今月12日、桃園市大園区の許厝港湿地の海岸で、スマホが入った防水ケースが市民によって発見され、地元の潮音派出所に届けられた。
同派出所の林芸閔所長によると、スマホは傷ひとつなく、充電したところ動作した。ログインパスワードが設定されていたため、すぐに持ち主を割り出すことはできなかったが、SIMカードの番号を基に通信キャリアに問い合わせて契約者を突き止め、わずか3日で持ち主の大学生と連絡を取ることができた。
きのう18日、高雄市に私用で出向いた潮音派出所の女性警察官が、市内のコンビニエンスストアで大学生と待ち合わせ、無事、スマホを返還することができた。
スマホには大学での思い出が詰まった写真が保存されていたそう。2カ月間も海を漂流したにもかかわらず、問題なく動作したことに大学生は「このブランドの防水ケースを買いだめしておこう」と笑った。
ちなみに大学生も女性警察官もなかなかの容貌の持ち主。スマホを引き渡したニュースが2人の記念写真とともに伝わるや、「これをきっかけに」とドラマのような展開を期待するネットユーザーからの声が上がった。しかし、そういう話は現実にはなかなかないようで、女性警察官が高雄に行ったのは恋人に会うためで、記念写真のシャッターを押したのもその恋人だったということだ。
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