ニュース 電子 作成日:2019年1月21日_記事番号:T00081612
中国の市場調査会社、北京群智営銷諮詢(シグマインテル)の統計によると、2018年のスマートフォン向けパネル(オープンセル)の世界出荷枚数は約18億7,000万枚で、前年比6.1%減少した。スマホ需要低下を反映した。台湾メーカーは6~9位を占め、順に▽友達光電(AUO)▽瀚宇彩晶(ハンスター・ディスプレイ)▽群創光電(イノラックス)▽中華映管(CPT)──だった。10位は鴻海精密工業傘下のシャープだった。21日付工商時報が報じた。
1~5位は、▽サムスンディスプレイ(SDC)▽京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)▽天馬微電子▽ジャパンディスプレイ(JDI)▽深超光電(深圳)──の順だった。上位5社のシェアは65%と、前年比4ポイント上昇した。
一方、スマホ大手ブランドの旗艦機種で採用が拡大し、インフィニティディスプレイ(狭額縁設計)向けパネルの世界出荷枚数は約1億8,000万枚で、前年の7.48倍だった。台湾メーカーでは、AUOが4位だった他、▽イノラックス、7位▽中華映管、8位▽ハンスター、10位──だった。9位には、昨年第4四半期にスマホ大手ブランドのサプライチェーン入りした中国の深圳市華星光電技術(CSOT、深圳チャイナスターオプトエレクトロニクステクノロジー)が入った。
シグマインテルは今年の見通しについて、全画面設計の他、デュアルゲート/COF(チップ・オン・フィルム)実装やディスプレイ埋め込み型の指紋認証の採用が拡大、カメラ内蔵パンチホール(穴あき)や折り畳み式(フォルダブル)ディスプレイなどの新設計が登場すると予想した。
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