ニュース その他分野 作成日:2019年1月22日_記事番号:T00081656
経済部統計処が21日発表した昨年12月の輸出受注総額は433億8,000万米ドルで、前月比9%減、前年同月比10.5%減少した。前年同月比の減少幅は2016年5月以来で最大だった。米中貿易戦争、アップルのスマートフォンiPhone新機種の販売不振が響いた。22日付工商時報などが報じた。
製品別では、主要七大製品が軒並み前年割れだった。情報通信技術(ICT)製品は138億4,000万米ドルで前年同月比13%減少、半導体など電子製品は116億3,000万米ドルで8%減少した。経済部は、ハイエンドスマホ市場が飽和している上、買い替え周期が長期化していると指摘した。
液晶パネルなど光学器材は20億2,000万米ドルで7.5%減だった。
機械は16億8,000万米ドルで22.5%減少し、09年9月以来で最大の減少幅だった。米中貿易戦争の影響で、中国からの受注が50.3%減少した。
その他、▽ベースメタル、22億8,000万米ドル(10.2%減)▽プラスチック・ゴム製品、19億7,000万米ドル(5.1%減)▽化学品、17億6,000万米ドル(16.5%減)──だった。
中国向け機械、50%減
中国向けの輸出受注額は98億4,000万米ドルで前年同月比10.3%減少した。16年5月以来で最大の減少幅だった。機械が50.3%減の他、電子製品が8.4%減と減少幅が大きかった。
欧州向けは86億4,000万米ドルで28.1%減。東南アジア諸国連合(ASEAN)は35億2,000万米ドルで21.8%減少した。
一方、米国向けは139億4,000万米ドルで5.6%増加し、同月の過去最高だった。日本向けは25億9,000万米ドルで2.6%増加した。
18年、3.9%増
昨年通年の輸出受注総額は5,118億2,000万米ドルで、前年比3.9%増加し、過去最高を記録した。
経済部は今年1月の輸出受注総額について、前年同月比11.8~14.1%減と、減少幅が拡大すると予測した。第1四半期は、前年同期の数値が高かった上、昨年以上に非需要期が冷え込むと予想した。
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