ニュース 食品 作成日:2019年1月29日_記事番号:T00081772
生保大手、台湾人寿保険の大株主、龍邦国際興業(ロンボン・インターナショナル)は28日、飲料・食品油大手、泰山企業の株式2,259万8,000株を4億台湾元(約14億2,000万円)で追加取得し、子会社の保有分も含めた持ち株比率を20.23%に引き上げ、保力達集団を抜いて筆頭株主となった。市場関係者は、経営権奪取に向けた布石とみている。29日付経済日報が伝えた。
龍邦国際が泰山企業の株式を追加取得しているのは、泰山の安定した収益力に加え、泰山が2位株主として約22%を出資しているコンビニエンスストア大手、全家便利商店(台湾ファミリーマート)の収益力にも着目しているためとされる。
泰山は昨年11月に役員改選を完了したばかりで、泰山経営陣が台湾ファミリーマートの役員にも就任。現時点で龍邦国際がそこに食い込むのは難しい。
ただ、台湾では過半数の株式を保有する株主が会社の決定にかかわらず、臨時株主総会を招集できるとする改正会社法が施行されたばかりで、龍邦国際が今後、2位株主の保力達集団(持ち株比率14.6%)などと組み、泰山の過半数株式を掌握し、経営権奪取を狙うこともあり得るとみている。
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