経済部統計処は28日、2018年生産額が力強い成長を見せている製造業の９産業として▽ねじ・ナット▽電動バイク▽電動アシスト自転車▽航空機整備▽栄養・保健食品▽フィットネス器材▽血糖値測定器▽コンタクトレンズ▽ダンボール箱──を挙げ、「隠れたチャンピオン」と評価した。29日付工商時報が報じた。
統計処によると、台湾のねじ・ナット産業は品質の高さと納期の正確さにより欧米顧客から信頼を獲得している上、高付加価値化に伴う航空・宇宙や医療関連分野へ参入が奏功し、昨年１～11月生産額は前年同期比15.2%増の1,328億台湾元（約4,700億円）に上った。通年での過去最高更新は確定している。
電動バイクメーカーも環境保護意識の高まり、新製品の投入やバッテリーの充電、交換問題克服により消費者の購入意欲を高め、昨年１～11月生産額は57億1,400万元で前年同期比88.6%増を記録した。
電動アシスト自転車は95％が輸出で、欧州市場を中心に好調な出荷が続いた。米中貿易戦争を受け、メーカーが一部生産拠点を台湾に移転したことで昨年１～11月生産額は前年同期比51.5%増の99億8,500万元だった。
