内政部の不動産実売価格登録情報によると、台北市大安区の最高級マンション「ワン・パーク・タイペイ元利信義聯勤」27階の物件が昨年７月に４億2,700万台湾元（約15億2,000万円）で成約していた。駐車スペースを含めた面積は176.37坪で、住宅部分の１坪当たりの成約価格は281万5,000元と同マンションで５番目の高さとなった。購入者は2015年に引退した台湾語歌謡界のスター、江蕙（57）とみられる。30日付経済日報が報じた。
ワン・パーク・タイペイ元利信義聯勤はこれまでに11件の成約情報が明らかになっており、成約坪単価は全て200万元以上。32階の物件の成約坪単価は299万元に達し、それまでの最高記録だった大安区仁愛路の「宏盛帝宝」19階の298万2,000元を上回った。
台北市の高級マンションは企業経営者だけでなく芸能人も主な買い手だ。近年では人気歌手の周杰倫（ジェイ・チョウ）が15年に大安区の「和平大苑」の最上階物件を６億6,000万元で購入した他、昨年は香港の俳優、余文楽（ショーン・ユー）が中正区の「頂禾園」の物件を２億8,000万元で購入している。
