半導体検査用部品メーカー、中華精測科技（ＣＨＰＴ）は春節（旧正月、2019年は２月５日）連休中の２月４日～８日、全工場で操業を休止して保守点検を実施する。近年、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）からの受注を理由に春節返上で操業していた。同社が休みを取ることは、上半期の半導体景気が予想以上に厳しいことをうかがわせる。31日付工商時報が報じた。
ＣＨＰＴは春節連休中に保守点検を実施する理由について、スマートフォンのサプライチェーンが第１四半期の非需要期に入ったこと、需要が予測を下回っていることなど挙げた。仮に春節連休中に緊急受注があれば生産ラインの点検時期を調整するだけで、同社にとって大きな影響はないと説明した。
