ニュース 電子 作成日:2019年1月31日_記事番号:T00081827
ロイター通信の報道によると、鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長の特別助理、胡国輝(ルイス・ウー)氏は、米ウィスコンシン州で建設中の液晶パネル工場について、ハイエンドのテレビ用パネルを生産する当初計画を縮小あるいは先送りすることを検討していると明らかにした。31日付工商時報などが報じた。
胡氏は、米国は人件費が高く、ハイエンドのテレビ用パネル生産のコストが非常にかさむと説明した。中華圏や日本で液晶パネルを生産し、メキシコで組み立て、最終製品を米国に輸出する方がスムーズだと語った。
また胡氏は、ウィスコンシン工場は研究開発(R&D)を中心に、パッケージ、組み立て業務も有する「技術センター」のような拠点を目指し、工業、医療、専門家向けに特化したハイテク製品を生産する考えを明らかにした。求人の4分の3は研究開発、設計など高度な知識が必要となる職種になる見通しだという。
鴻海は30日夜、英語で声明を発表し、ウィスコンシン州への投資は最優先事項で、1万3,000件の雇用にも引き続き尽力すると強調した。
報道によると、ウィスコンシン工場は当初、大型ハイエンドパネルを生産する計画だったが、より小型の液晶パネルを生産する方針に変更。2020年末までに約5,200人を雇用する予定だったが、消息筋によると、実際は1,000人程度になりそうだという。
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